2016年02月14日

ピーター・ティール ZERO to ONE

Zero to one
シリコンバレーのトップ起業家たちがどう考えているのか。
啓発、啓蒙系の本ではトップレベルの内容の濃さと世界観だと思う。
シンプルな主張が何度も説得力を持って繰り返されるだけでなく、
我々が明るい未来をはっきり信じるためには自分たちで明るい未来を作る必要があると述べている。



この本は、以下の2つのテーマに基づいている。
1つ目は『賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろうか』という問い。
この問いへの答えは、今までの世界の繰り返しではなく、本当の意味で新しい世界を生み出す原動力になる。

2つ目は
『1 to n (既存のものの拡張、グローバリゼーション) ではなく、
ゼロサム(奪い合い)でもない、
0 to 1を生み出すテクノロジーこそが本当に我々の世界の発展に必要である』

隠された真実を見つけ、今まで何も無かったところにテクノロジーで新しい世界を作っていくことが我々の使命である。
逆に皆が賛成している常識が間違っていることが良くあり、それを否定しながら本当に大切なことは何か、考える訓練が重要である。

続く

続きを読む
posted by ロボたいしょう at 17:07 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月11日

書評 データの見えざる手

ウェアラブルセンサを用いて人間の行動には一定の法則があることを発見した本。
唐突に熱い自分語りがスタートしたりして、この本もなかなかカオスである。



まとめ

人間世界に現れる分布は、正規分布(ポアソン分布)ではなく、ボルツマン分布(U分布)という、テールの長い分布である。(所得格差など)
自由な状態というのは、均一なのではなく、格差な状態なのである。

最後に会ってから時間が経てばたつほど、ある人に会う確率は下がる。
メールの返信についても、時間が経てば返信する確率は下がる。
熱中すればするほど、熱中から覚める確率は下がる。
同じ状態を続けようとすることが人間の本来の性質である。
つまり、あるイベント(会う、メールを返す、熱中から覚める)はランダムに発生するのではなく、偏りを持って発生しているのだ。

人間同士のつながりネットワークが広いことが、困っているときに誰かが助けてくれるという意味で、幸福なのである。

人間の腕の動き速度(身体運動活発度)は、一定の指数関数的な分布に従っている。
動きが活発な時間は、動きが活発でない時間よりも少ない。
ある活発度を持つ運動が出来る時間は一日の中で限られているため、
例えばメールを打つという動きはある活発度を持った運動なので、メールを打つという行為だけを24時間続けるというようなことは不可能である。
(もしくは不自然にだらだらとメールを打ったり、バタバタとメールを打ったりして、別の身体行動時間を充てることになる)
→今日は疲れたなぁと思ったらあきらめて帰って休もう

幸せを感じている人はそうでない人よりも身体行動が活発である。
一週間に10分、今週幸せだったことを書いた人たちはそれだけで幸せを感じるようになり、身体行動が活発になった。
相手と話しているときに身振り手振りを交えて、身体行動を活発にすると自分が幸せになるだけでなく、相手にも伝播する(相手も幸せになる)

posted by ロボたいしょう at 21:02 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

幸福学入門 幸せのメカニズム

内容まとめ

先行研究の紹介、質問紙調査によって分かった幸福の因子 の紹介と
作者の想い(?)が混然一体となった、カオス的な本だ。


幸せのメカニズム


・『幸せ』に関する先行研究のまとめ
・一般的に『幸せ』につながっていると思われるが、実際にはそうではないものについて
・アンケート調査によってわかった『主観的な幸せ』を向上させる4要因

「幸福な家庭はみな似通っているが、不幸な家庭は不幸の相もさまざまである」
いろいろな要因はあるものの、結局楽観的な人は幸せ

ディーナーの人生満足尺度
・ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
・私の人生は、とても素晴らしい状態だ
・私は自分の人生に満足している
・私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
・もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう

幸福との相関が高いと言われているものは、健康・信仰・結婚

金があれば幸せか?−フォーカシングイリュージョン
7万5000ドル(750万〜1000万)で主観的な幸福度は打ち止め。
所得・社会的地位・物質財 といった地位財は周囲との比較によって満足を得るものであって幸福の持続性は低い。
進化の過程で、周囲との競争を勝ち抜くことを強化してきたが、幸福を得られるのは、非地位財によるもの。

・やってみよう因子
 得意としていることがある
 何か目標・目的を持ってやっていることがある
・ありがとう因子
 人の喜ぶ顔を見るのが好きだ
 いろいろなことに感謝する方だ
・なんとかなる因子
 いまかかえている問題はだいたい何とかなると思う
 失敗や嫌なことに対し、あまりくよくよしない
・あなたらしく因子
 自分と他人をあまり比べない方だ
 他人と何と思われようとも、やるべきだと思うことはやるべきだ

・小さなことの、達人・オタクになって自分なりのトップを目指そう
・いろいろな人に会おう
・神経質だと幸福度は下がる
・年を取ると細かいことが気にならなくなって幸福になる
・何かを見るより参加する
・失業は不幸になる
・ものの購入、物質的消費よりも体験消費の方が高い満足度を得られる

posted by ロボたいしょう at 23:27 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする