2016年06月10日

会社も個人も営業利益が大事

企業の価値を評価する指標として代表的なものに、PBRやPERがあります。

PBRは、言ってみれば今の株価時価(Price)が、企業の資産価値(純資産=Book Value=保有する資産から負債を除いた残り)より高いか、安いかを見る指標です。
資産の価値と企業時価総額が等しい時、これは1倍になります。

PERは、今の株価(Price)が、1株あたりの純利益(Earnings)の何倍かを見る指標です。
PERは、言ってみれば、ある株に投資をしたとき、それが何年かけて回収できるかを表す代表的な指標です。
概ね15倍(年6-7%くらいの収益)が平均と言われています。

純利益は、会計上株主が最後に手にする儲けですが、実際には純利益だけを見て株を比較するのは難しいと思います。
会社本業の儲け(営業利益)に、本業以外の損益を加減したものが純利益です。
純利益は、純資産(企業の資産価値)の増減と等しくなります。
純利益には税金の処理だとか、持ってる資産の減損だとか、そういう特殊な要素、1回限りの利益や損失が多分に入ってきます。
純利益は、経営陣が操作しやすい(業績予想なりに着地させやすい)利益指標です。
ブレが激しいので安定的に比べるのには向かない指標とも言えるでしょう。


企業の地力を見るためには、本業の儲けを表す営業利益、もしくは営業キャッシュフロー、フリーキャッシュフロー、EBITDA、EBIT、といった指標も見るのが良いのではないでしょうか。


前フリが長くなりましたが、家計簿の考え方についても、私は営業利益を見るのが良いと思います。
月のはじめに貯金がいくらで、月の終わりに貯金がいくらあるので、今月はいくら増えました(減りました)
という、ストック(貯金)の差額を見る考え方は、純利益的な(IFRS的な)考えです。

しかし、毎月の出費にはいろいろなものがあり、単月や一年単位で区切っても、実態の生活レベルはよく分かりません。
今月出た結婚式の御祝儀代(特別損益)はカウントせず、毎月かならず使うような支出額(営業支出)が、望ましい範囲になっているかどうか、
を最初に考えるべきだと思います。
(支給されたボーナスが、月々の赤字の穴埋めに消えていくのを見ながら)

posted by ロボたいしょう at 07:59 | Comment(3) | スマートライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする