2015年02月08日

ゴルフを始めました、書評「ゴルフデータ革命」


このブログで書いてたっけ?2014年12月からゴルフを始めました。
まだレッスンに行ったり打ちっ放しに行っただけです。
今度の水曜日の祝日に初ラウンドに行ってきます。

やはりセイバーメトリクス(マネー・ボール)のように、
ゴルフでもデータ分析が面白いでしょう・・・ということでデータ分析本を読むところからスタート

ゴルフデータ革命


野球で言うところの、WAR(Wins Average Replacement)のように、
ゴルフの一打一打を、平均的なショットに比べて何打分稼いだか、という観点で分析した結果についてまとめた本です。

ゴルフの格言で「Driver is show. Putt is money.」という言葉があります。
ドライバーがうまければ目立つことができるが、
パットがうまければ金になる(=優勝できる=スコアが良くなる)
という格言です。

この本はそういった固定概念をデータの面から否定し、
「やっぱり全部のショットが大事だよね。(Every shot counts)
でもそれぞれショットのスコアへの寄与度はこんなもんだよね」
ということを教えてくれます。


出先でもすぐに内容が確認できるよう、要約




この本からわかるアマチュアの上達に関する結論
「飛距離/打数」を意識して少ない打数で(徹底してミスショットや最悪のショットを避け)
とにかく遠く、なるべくピンそばまで飛ばして(精度よりも飛距離が重要)
ボギーを取ろう。(ボギーおじさんとの戦い)


・全てのショットを以下の4種類に分類したとき、スコアに与える重要度はこうです。

30% ティーショット(ミドルホールとロングホールの第一打)
40% アプローチ(ティーショットを除いた残り距離100Y以上の全てのショット)
15% ショートゲーム(グリーン以外の100Y以内から打つ全てのショット)
15% パット(グリーンから打つパット)

但し、ゴルフの優勝決定戦など、個別の結果に与えるパットの貢献度は35%であるため、
一概にパットの重要性が低いとはいえない。
(つまりパットは運ゲー要素が大きく、優勝のような突出した結果を生み出すにはパットが好調である(当たりを引く)必要がある)
が、基本的には100Y以上遠くからの距離から打つショットが7割以上重要である。


・アプローチショット(100Y以上離れたところから打つショット)
についてはとにかくグリーンまでの距離を近づけること。
タイガーウッズが一番得意としている(他のプロとの差を付けている)
のはこの100Y以上の距離を残したショットであり、
アプローチショットの上手さが一番スコアへの寄与度が高い。(スコアの4割はアプローチショットから生まれる)

・ティーショット(ドライバー)については精度よりも距離が大事。
プロ選手平均を考えた時には、

・ショットの飛距離が20Y伸びる
・ショットの角度(狙いからの幅)が1度改善する
ことがラウンド平均で0.8打を改善させる。

(但し、プロのショットの飛距離は平均280Y、標準偏差は1σで8Yであり打数の偏差は0.3打
一方で角度のばらつきは3.4度で1σは0.3度であり打数の偏差は0.2打
つまり、1σ改善することによる打数の上昇は飛距離の方が角度のばらつきよりも大きい)

・アマチュアの場合はより顕著に飛距離が重要になる。
100で回るプレイヤーの場合(ゴルファーの平均と思われる)
75パーセンタイル飛距離(4回に1回はこの飛距離以上になる点)はおよそ200Yであり、
狙った方向からの角度のばらつきは1σ=7度である。

飛距離を20Y改善することによって改善する打数は2.3打であり、
一方で角度を1度改善することによって改善する打数は1.0打であることから、
精度を高めるよりも飛距離を伸ばす方がスコアの改善には(プロよりも)大きい効果がある。

この傾向は下手なプレイヤーほど顕著であり、
つまり下手なプレイヤーは75パーセンタイル飛距離を高める努力をするのが良いという結論になる。

・スコア別の75パーセンタイル飛距離は以下のようである
100 200Y
90 225Y
80 255Y
70 295Y
つまり、目指すスコアに応じて、
4回に1回はこれくらい飛ぶな〜という目標をこれくらいに設定する必要がある。



・コースの攻め方(マネジメント)について
結論「少ない打数でなるべくピンの近くまでボールを運べ」

ティーショット
「曲がってもいいから飛ばせ・・・ただし徹底してOBを避けよ」
下手な奴ほどマネジメントが飛び抜けて下手。
アマチュアのほとんどはフェアウェイの真ん中をめがけてティーショットを打っている。
しかしプロはフェアウェイの真ん中を狙うよりもはるかにOBを避ける方向にショットを打つ。

プロが単に真ん中を狙って打つとOB率は4%だが、実際には0.5%しかOBにならない。
80のアマチュアは真ん中を狙って打つとOB率が6%程度になるが、
シミュレーション上スコアが最も良くなるターゲットはOB率が1.5%程度になる方角である。
同様に100のアマチュアはOB率15%だが、最もスコアが良くなるターゲットはOB率2%程度のターゲットである。
スコアが100のとき、適切なターゲット設定をしてOB率を下げる(最初からOBがない側のラフめがけて打ち込む)だけでラウンドのスコアが3.5改善する。
80のプレイヤーについては2打改善する。OBがない側のフェアウェイの端っこを狙うだけで良い。

アプローチ
「ミスしたら欲張るな、それ以外はピンに近づけろ」
とにかく全てのショットでなるべくピンに近づくよう努力すること
距離を残してフェアウェイに落とすよりはグリーンそばのラフが良い。

林の中に打ち込んだ場合などは欲張らずに、横に出そう。
欲張って打数がかさむと結果的に1打あたりの飛距離が減る。
7割程度の成功率がないリカバリーショットを狙ってはいけない
(※野球の盗塁成功率と同じですね)

・パットのマネジメント
アマチュアにとっては4フィートのパットが重要。
アマは傾斜の力を甘く見過ぎている。
ショートパットでは、絶対にカップをショートしないようにすること。下りで打つ前と同じ距離が残っても仕方がないと思え。
ロングパットは諦めろ。なるべくカップの近くに寄せて2打目に期待しろ。


・実力の目安 「アマチュアはパーオンではなくボギーオンを狙え」
球聖ボビー・ジョーンズ曰く
「ゴルフはパーおじさんとの戦いである」
と言いました。
アマチュアが戦うべきは「ボギーおじさん」のようです。

スコアごとの平均ボギーオン数(グリーンエッジを含む)
110 7回
100 9回
90 12回
80 15回
70 17回
ボギーオンを増やすことが実力を向上させる最短手段である!

・ミスショットと最悪のショットを撲滅せよ
ミスショットとは、1打がほとんどカップに近づかなかったショットのことである
(平均的に期待されるショットに比べて、スコアを-0.8~-1.3打悪くしたショットとされている。)
具体的には、
空振り、80Yも飛ばなかったショット、次のショットが出すだけになるショット、ハザードに打ち込んだショット
などである。

一方で最悪のショットとは2打がほとんどカップに近づかなかったショットのことであり、具体的には
OBに打ち込んだ、ロストボールした
などである。

ミスショットを1点、最悪のショットを2点としたときに、
プロが失っている点数は0.7点とほぼゼロだが、
100のアマチュアが失っている点数は9.7点とおよそ10点近くはミスショットと最悪のショットで失っていることになる。

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野球のセイバーメトリクスに近い考え方であり、かなり納得することができました。
ゴルフプレイヤーで数字が好きであればかならず読むべき本だと思います。


やはり、かかった打数あたりの飛距離を高めよう、ということが重要なようです。
パーを狙ってリスクの高いショットを狙い、結果的にミスショットや最悪のショットになって
飛距離/打数を悪くするよりも、

ボギーを狙いつつ(ラフでもOK、グリーンオンならOK)
それでもミスショットや最悪のショットは絶対に許さない

というバランス感覚が結論でしょうか。

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・アプローチの練習をしよう(100Y以上のショットが大事だよ)
ということが本書の一つの結論ですが、その割には記載量が少なかったのが残念。

推測するに、アマチュアは、ティーショットではなく
2打目に使うウッドorユーティリティと、7Iを一番練習するべきではないかと思う。
DR ... 表示10でも実際は12度前後 であることを考えると、
5W ... 18度
7W ... 21度
9W ... 24度
4UT ... 22度
5UT ... 25度
のどれか。
近年の7Iはロフト角が強く(小さく)なってきており、
俺が今持ってる「パパから貰ったクラブセット(XXIO)」の7Iは最近のアイアンで平均的な30度。

中部銀次郎が言うには、「アマチュアが上手くなりたければドライバーは振るな」
http://blog.livedoor.jp/yyeasygolf/archives/5347717.html
ということなので、ティーからうつのは5W(180Y) ロフト角18度 で固定。

そして一番練習するべきなのは
フェアウェイから打つための9W or 4UT or 5UT (160Y) ロフト角22~27度前後

どこからでも打てる7I (120Y) ロフト角30度
ということなのではないでしょうか。

マーク金井は「どんなにミスしてもセカンドで最低飛距離100Yを確保できるクラブを」
http://diamond.jp/articles/-/39885
といっていましたが、それがショートウッドorユーティリティに求められている役割なのだと思いました。

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・個人的には、下手なプレイヤーがOBを避けるべきということはなんとなくイメージ通りだったのですが、
アイアンで刻んでいくよりも曲がってもいいからドライバーだ!という結論はかなり意外でした。
ただしそのドライバーもOBは絶対許さないよ、ということなので、
狙う方向を大きく変えるなりで調整する必要があるみたいですね。

初ラウンドについては目標を144打(正規打数の2倍)にしています。
全ホールでトリプルボギーオン、3パットを繰り返せば144打では回れると思うので、
とりあえずそれで頑張りたいと思います。
(しかしまだ7Iが90Yくらいしか飛ばないんですけど大丈夫なんでしょうか?)

posted by ロボたいしょう at 15:56 | Comment(0) | ゴルフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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