2016年07月09日

他blog『インデックス・ドライバー』との議論(2)

インデックスドライバー
http://indexdriver.blog.shinobi.jp

のコメント欄で、なかなか熱い議論を行いました。(2)


インデックス投資は「マイナスサムゲーム」かも知れない
http://indexdriver.blog.shinobi.jp/Entry/1090/

彼の主張は、
1.世界経済の成長に応じた過去の株式リターンが将来まで継続すると考えるのは、楽観的に過ぎないか。
2.株のリターンで確実にプラスになると言える分は、配当利回り(約2%)だけではないか。


私は、世界経済が成長しないケースにおいて、配当利回り以外にも株式の期待リターンがプラスになることは十分にありうると考えています。




--------------------------

ロボたいしょう

世界経済が成長しなくても株の期待リターンがプラスである状態は十分考えられると思います。

成長機会のある会社(株式全体と考えても良いですが)は、さらなる成長のために利益の一部を(まぁ平均2%くらいを)配当金として出して、残りを内部留保するわけですよね?
PERが16倍とすると企業全体の収益(益利回り)は6%くらいで、
その2%は配当という形で外に出てきて、残り4%はさらなる成長のために再投資されているわけです。

しかし経済成長の無い世界になり、再投資機会がなくなったとすれば、(それまではさらなる成長のための内部留保を許していた)株主は全額配当を要求するので、
配当利回りは益利回りと同じ6%になるのではないでしょうか?

--------------------------

氏の返信

世界経済が成長しない時の益利回りがどうなるか私にはわからないのですが、経済成長と益利回り(内部留保)との関係が明らかで、成長なしの時のそれが現在と同程度に期待できるなら期待値は上がると思われます。

シグマとコストで削られても残るくらいの配当があれば「マイナスサム」を回避できると考えています。ここでは確実に指数に反映されるという意味で配当としています。

--------------------------


企業を保有する株主にとって、PER倍率が投資した額への回収年数になるわけです。
PERの逆数(益回り)が投資家が企業に求める期待リターンであり、配当利回り(配当性向)はそこからいくら出金をするかに過ぎません。

なお、世界経済の予想成長率が0になったとき、PER倍率が上昇して、期待リターンが下がるという経路はあるかもしれません。
しかし実質的に潜在成長率がほぼ0になっている日本株で、PERが上昇していない(株価が上がっていない)ことを考えると
成長率が下がれば将来への値上がり期待が弱くなるため、株価は下がりPERも下がる可能性もあるでしょう。


氏はしばしば、配当が確実に期待できるリターンであると考えているようなのですが、
配当は赤字になれば簡単に無配に転落するわけですし、
企業価値をただ再配布するだけの配当にそんなに価値があるのかは、?です。

もし配当利回りと期待リターンに関係があるならば、配当利回りが高い企業は期待リターンが高いことになり、それに応じてリスクが高くないと釣り合わなくなってしまうのではないでしょうか。
(ところでREITの配当利回りを考えると、株よりREITの方が期待リターンが高いのでしょうか?)
posted by ロボたいしょう at 16:37 | Comment(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: