2016年07月14日

他blog『インデックス・ドライバー』との議論(3)

インデックスドライバー
http://indexdriver.blog.shinobi.jp

のコメント欄で、なかなか熱い議論を行いました。(3)

今回は時価加重平均のポートフォリオについてです。

インデックス投資の研究状況を知りたい
http://indexdriver.blog.shinobi.jp/Entry/1092/

インデックス投資憎し(?)のためか、氏の主張には無理があるように思えます。



以下引用


【考察】

「インデックス投資」や「インデックス(指数)」は今の時代も研究対象なのでしょうか。インデックス投資の学問的な研究がどこまで進んでいるか知りたいです。

(中略)

インデックス投資はまだ考えることがあるはずです。例えば、

@時価総額加重平均が全投資家の「平均値」になることの一般的な証明
A市場ポートフォリオの客観的な視点からの合理性の定量化
B時価比率と平均分散分析との整合性
C市場平均に対するフリーライダー問題の改善策

特に「市場ポートフォリオが効率的」というのは証明や検討が不十分なのではないかと考えています。

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主に1について、この下で議論をしていますが、時価加重平均が全投資家の平均になることは、少なくとも等金額平均が全投資家の平均になるよりはよほど有り得そうなことのように思えます。
時価加重平均が、合理的なポートフォリオではないという氏のメイン主張は、同意するのですが、(等金額ポートフォリオや最少分散ポートフォリオが、時価加重平均というベンチマークより優れた運用手法である)
時価加重平均は全投資家の平均ではない(≒時価加重平均はベンチマークとして不適切である)という主張は、納得が行くものではありませんでした。

なお、
A市場ポートフォリオの客観的な視点からの合理性の定量化
については、市場ポートフォリオは、ただみんなの平均なだけで、別に合理的なポートフォリオではないし、等金額ポートフォリオなどを作れば上回ることが可能と考えます。
(山崎元氏が言うように、時価加重平均は全投資家の平均なので、自分だけがボロ負けしてクビになるリスクが低いという意味では、ファンドマネージャーにとって時価加重ポートフォリオに近づけることが合理的なアクションです。)

B時価比率と平均分散分析との整合性
CAPMが成り立てば時価加重平均が平均分散的にも最も効率的なポートフォリオ(になるんだっけ?証券アナリストでやったけど忘れた)のはずですが、
CAPMが成り立たないという実証研究はうんざりするほどあるので、別に時価加重平均は合理的でもないし平均分散分析上も合理的な解にはならないものと思います。

C市場平均に対するフリーライダー問題の改善策
インデックス投資はフリーライダーだ、という批判について、氏はかなり重い問題だと思っているようですが、
私には投資をすることで他人に批判される意味がわからないので、この問題はパス。
なおインデックス投資家が増えればそのリバランスタイミングを見計らったコバンザメトレードでアクティブ投資家に勝ち目が出るし、
企業価値を分析しないでトレードする人が増えるのでアクティブ投資家にとっては有利になるはずです。。


コメント欄での議論については次の記事でまとめます。

posted by ロボたいしょう at 21:53 | Comment(0) | 投資 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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