2017年03月27日

課題解決と、偽りの課題解決

世の中の多くの人は、さまざまな悩みや問題があって、それを解決する方法を知りたがっています。
しかし世の中の多くの人はボンクラ揃いなので、「課題解決したつもりになる偽りの解決策」に飛びつき、本当の課題が解決されない、というケースが散見されます。

例えば水素水。
(水素水自体に健康効果がないことの議論はここでは割愛します、水素水に限らず奇跡の水でも健康になるネックレスでもなんでもいいですがそういうものを思い浮かべてください)
健康になりたい、健康に不安がある
そういったニーズに対して水素水は「安心」を提供しました。

子供がいる家庭のお金の悩み、不安については、例えば家計簿や、ちょっとした節約術、学資保険が「安心」を提供しています。
学資保険は不思議な商品で、本当に保険が必要なのは稼ぎ手が働けなくなった時のための所得保証の機能のはずなのですが、なぜか貯蓄の機能が一緒になっているという商品です。
不透明な金融商品はその分手数料が高くなるため、お金の悩みを解決する方向からは遠ざかっているのですが、その点が問題視されることはあまりないようです。

要するに、本当の意味での課題解決に繋がらない、「意味がよく分からない商品」が世の中にはいっぱいあるわけです。
そしてこれらの正体は、「不安ビジネス」です。
要は、課題が不明瞭であやふやで、根本的な解決が難しければ難しいほど、「安心をお届けしてくれる」不安ビジネスが付け入る隙が大きくなります。

お腹が減って何か食べたい時に、お腹がいっぱいになった気がするおまじないに騙される人は居ません。
ところが、将来お腹が減った時に何も食べられないかもしれないと思うと、おまじないに騙されてしまうのが人間です。


健康に不安があって健康になりたい、とか、子供がいて将来のお金が不安というのは、「将来に対する漠然とした不安」です。
将来に対する漠然とした不安を持てるのは人間だけです(猫が将来のエサの心配をしたりはしないでしょう)
この漠然とした不安を持つという心の機能は石器時代に生き残るためには役に立ったと思いますが現代社会では多分バグの多い機能(強迫観念やうつ病の原因になる)です。

現代人の心のバグが生み出す不安に、不安ビジネスは安心を提供しているというのが、本当の所です。

では不安ビジネスに搾取されないためにはどうすれば良いでしょうか。

まず1つは正しい知識と知性を持つということです。
原子力が不安、水にありがとうを言うと身体に良い水になる、お金のことが不安だから(言われるがままに)保険に入る。
これらの不安ビジネスに対抗するには正しい知識と知性を持つことが重要です。
その主張の科学的根拠は?その主張を裏付ける学術論文はあるのか?
本当に科学が分かる必要はありません。少し頭を使えれば、科学的根拠が無いから怪しい会社しか水素水をやっていないということが分かるはずです。笑
(水素水に本当に医学的根拠があるなら、水素に特許もクソも無いわけですから大手製薬会社がこぞってやってるはずですよね。背理法的な思考を持ちましょう)


2つ目は漠然とした不安を、明確な問題に再定義することです。
漠然とした不安の多くは、「見たくない」、「考えたくない」ことです。
現実と戦いたくないから安易な解決策に飛びついてしまう。
子供を持ってお金が不安だとしたら、本当にやらなくてはいけないことは、人生を通したキャッシュフローの計算と、学費や生活費、家賃の計算のはずです。
ちょっとした節約云々ではなく、生活レベルをどの程度落とすか、私立の学校に行かせられないのか、大学まで国公立がマストなのか、奨学金マストなのか。
何かを諦めるという選択は大変苦痛を伴います。しかしここまで考えて、何かを選んだり諦めたりすることが本当の意味で家計の不安を取り除く(対処する)ということになりませんか。


最後は、「そもそも不安を煽られない」ということです。
不安ビジネスは安心を売っているだけなので、実際とても儲かります。ということは宣伝広告をバンバン流して人々の不安を煽って焚きつけて、安心を売れば良いということです。
要するに、テレビを見なければ不安ビジネスに引っかかることはありません。笑


世の中に不安ビジネスは数多くあり、僕としては苦々しく思う面もあります。
ただ、こういう不安ビジネスにお金を払う人たちは、その分のお金を持つべき器では無いんでしょうね。
不安ビジネスに払ったお金は天下を回るわけですから、不安ビジネスには感謝をしないといけません。

スマートライフを実践する読者の皆様は、是非とも不安ビジネスには騙されないようにしましょう。

posted by ロボたいしょう at 02:16 | Comment(0) | スマートライフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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