2016年07月19日

知の逆転

読みましたが、あまり面白くありませんでした。。。
代表的な知識人6人へのインタビュー記事なのですが、うーん、、、
インタビューの内容が、本人の業績についてのものなのか、それとも、知識人が現代を切る、的な内容なのかがブレてるのが気になります。


インタビューされている人は、ちょっと前に大発見をした人たちなので、その人たちの発見は、すでにもう新しくないというジレンマがある気がします。
(よく知らない知識人については、その業績を紹介してくれたのは良かった)

社会、教育、宗教などについて、語る(現代を切る)部分については、正直、おっさんが適当に言ってるレベルのもあるんじゃないかなぁ、とも思いました。
(というか彼らの意見があまりに正論すぎて、新たな発見や気づきがない?)


以下は面白かった部分

ジャレド=ダイヤモンド
言語の獲得が人類を飛躍的に進化させた
700万年前は、人類とチンパンジーは同じだった
20万年前までは、人類はただ二足歩行で大きな脳を持つチンパンジーでしかなかった
その後、言語を獲得したのが最も重要な進化のステップだったのではないか

人生の意味を問うことに意味がない
人生というのは、星や岩や炭素原子と同じように、ただそこに存在するというだけのことであって、意味というものはない。

チョムスキー
アメリカにとって、産業の種となったものはほとんど政府(軍事)から来ている。
(航空機、インターネットなど)
市場原理なんてのは嘘っぱちで、政府の助けがないと資本主義は破綻してしまう。
逆に政府の援助が最もない分野が金融で、だから何度も破綻する。

五万年間、人類の認識能力は進化していない
五万年前、ごく小さなグループの人類が東アフリカを出て急速に全世界に広がった。
アフリカを出てから、遺伝子的に隔離された、パプアニューギニアやアマゾンの原住民の子供たちも、教育さえ与えれば先進国の子供と違いはない。つまり遺伝的な差異がないということ。
5万年前から10万年前に、人類の能力の飛躍的な発展があり、それが言語の獲得だったと思われる。

5万年間、数学を全く使わなかったパプアニューギニア人でも、アメリカで育てれば数学が出来るようになる。
数学は言語獲得の副産物の能力なのではないだろうか?


マービン=ミンスキー
科学の知恵は、偉大な個人によってもたらされる
大衆の集合知能には期待すべきではない
(インターネットの集合知は多分ダメ、とは多くの知識人がこの本の中で述べている。民主主義にあまり、期待しない方が良いとも(ブッシュを例に出して))

思考と感情のうち、感情は特別で神秘的なものと思われてきたが、それは誤りである。
感情は単純な動物でも持っている。しかし状況に応じて様々な反応ができるのは人間だけだ。
感情は10〜20くらいの方法で物事を理解する方法に過ぎない。
(ダニエルカーネマン、ファスト&スロー的な発想かなと思った。)


トム=レイトン
アカマイテクノロジーズについて
(インターネット上のサーバーにアクセスするとユーザーは全く意識しないまま、最も近いアカマイテクノロジーズのサーバーにアクセスし、情報をダウンロードしている。
効率的なネットワークサーバーを企業に提供するサービス)


ジェームズ=ワトソン(DNAの二重らせん構造の発見でノーベル賞)

(歯に衣着せぬ物言いで面白い)

生物科学における研究テーマ3つ
「脳」「老化」「メタボリック」
脳が何をしているのか
老化を楽しめるか
デブにならないためにはどうしたらよいか

一方で、細胞がどうなっているかについては、理解がだいぶ進んできた。
その最たる目的が、ガンの克服。これについては近い将来に可能ではないか?

教育に時間をかけすぎている。
モラトリアムが長すぎる。
成人年齢をもっと早めるべきである。

安楽死・尊厳死は近い将来、かならず一般的になる。



posted by ロボたいしょう at 21:39 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年06月28日

東京どこに住む?書評

東京どこに住む?
を読みました。

個人の体験談などを多く含む、ちょっと雑多な感じの本ですが、面白い切り口だと思いました。
本書のメインの主張は、人々は東京の西側から、東側の都心5キロ圏内に移っている、というものです。

単純に西から東へ、というのではなく、東の都心というのがミソのようです。
以下が第1章のまとめ。


序文
東京23区の中でもその性質は大きく異なっている。
東京一極集中と言われているが、23区の中でも人口減少が進む区と、人口が増加しつづける区(都心5キロ以内)がある。
⇒東京内でも格差の時代


西高東低から東へ

かつては、東京都内でも西側の副都心(新宿、渋谷、池袋)を中心とした鉄道路線が人気で、現実的にはその郊外に一戸建てを買うような行動が見られた。
一方で最近のトレンドは、東側で都心に近い場所(例えば人形町、茅場町、浅草、八丁堀、岩本町、月島、勝どき)である。
(=東側の郊外を意味しない)


(西高東低の歴史)
西高東低 鉄道と海運の差で西側は鉄道主体で発展

東側はもともと下町と貧民の街だった
高度成長期に工場などが増えた

新宿、渋谷、池袋の副都心を中心に、郊外に伸びる路線がJR、私鉄共に人気となった
(吉祥寺、中目黒、田園調布、自由が丘)


都心の衰退(ドーナツ化現象)
高度成長期のマイホーム政策
都心集中を避けるために現実には郊外に大量の団地を供給することで実現された

バブル(地価の上昇)で、都心は投機的なマネーが集まり、人が住めない環境になった。


転換(都心回帰)
1997年、タワーマンション法によって、高層住宅の供給が活発になる
職場の近くで飲んで帰る(家の周りは閑静な住宅街が好まれる)スタイルよりも、家の近くが栄えた場所(職食住の接近)が好まれるようになった。


この本では、西から東への移動と、都心回帰の2つのテーマが同時に扱われている。

都心回帰については、郊外の一戸建てへの憧れが薄れていることは、肌感覚でわかると思う。

本書では都心に住むメリットは通勤時間だけでなく、教育、環境にもあると述べている。
さらに、LINEなどのコミュニケーションツールが、友達同士のつながりを、「より近くにいてすぐ呼び出せる友達」にしたとして、15分以内に呼び出せる場所にお互い住むようになったとしている。
インターネットの普及で、物理的な距離が問題にならなくなったかと言われると、むしろ逆というのはしばしば言われることで、
yahooの在宅勤務の禁止などでも分かるように、近くに住むことと顔を合わせる価値というのは、実はかなり大きいと言われている(なので懸命な人は高知に住んだりしてはいけないよ)



西から東への移動については、
これまで、東側は評価が低く、家賃水準が安かった。
また、個人の経営する飲食店が少なく、魅力ある路地が作られていなかった。
今後の再開発でより魅力が増す可能性が高い。
というように述べられている。

実際、西側というのは、この本の定義する皇居から5km圏内というのには遠い(新宿、渋谷で5km)のため、そのさらに外側というのは、都心ではない。
港区や、六本木、表参道というエリアは、距離的には5km圏内だが、あまりにも家賃相場が高すぎる。

一方東側というのは、これまで人が住むような場所ではないと思われていたため、家賃が安い。
住職接近のトレンドにもマッチしているという。

posted by ロボたいしょう at 18:58 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月23日

科学哲学への招待、読みました(前編)



科学史概説みたいな本だった。
良くまとまっていると思う

前編はアリストテレスの克服について書く。


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posted by ロボたいしょう at 19:48 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月15日

世紀の空売り、面白かった箇所の紹介など


世紀の空売りを読みました

サブプライムローン・バブルの破綻に賭け、大儲けした人々の話。

いかにも痛快な話かと思えば、やはり逆張りで儲けるのは(儲からない時も、儲かった時も)苦しいよね、

という読後感だった。



サブプライムローンとはなにで、なぜそれが極めて危険な商品だったか

サブプライムローンから派生したCDS・CDOが、サブプライムローンに関連する投機的な投資額をいかに大きく膨らませたか

なぜそのような危険な廃棄物の詰め合わせが格付け機関からAAA(最高位)の格付けを得られたのか

サブプライムローンに巨額の投資を行った米保険会社AIGは、なぜサブプライムローンに投資をしたのか


といった、リーマンショックにまつわる概要・疑問点をすんなりと(ストーリーの中で)理解することができる本だと思います。


本筋についてのレビューや解説はもう俺が解説するまでもないほど、解説があると思うので、個人的に気に入った相場に対する格言・考え方だけを紹介します。


「サブプライムローンの空売りで大儲けした、バーリのむかつき投資」

株式投資家時代に実践した「むかつき投資」(吐き気がしそうな株に分析的な関心を注ぐ)

「詐欺や不正に関する報道を探す気はありませんでした。それだと、後追いになるでしょう。わたしは何かの先に立ちたかった。訴訟関係で、投資上の仮設につながりそうな情報を求めていたんです。裁判所で認められた弁論、認められた答弁、認められた和解を、検索しました」

アヴァントという、その後に経営陣が逮捕されるようなクソ株だったが、「事業の根幹にかかわるような裁判で、アヴァントの意見が認められた」という報道をバーリは発見。

アヴァントは極めてディスカウントされていたため、バーリはその後の株価回復で大儲けした。

バーリはこれがバリュー投資の本質だと思っていた。十倍に跳ね上がるけど、その前にまず半分に下がる。

バリュー投資とは、世の趨勢に異を唱えることだ。



「株式市場と債券市場」

株式市場から債券市場に鞍替えした投資家は、捕食獣のいない島で育って、大蛇だらけの穴倉に投げ入れられた柔毛の小動物みたいなものだ。

株式市場では市場全体の取引が画面に映し出され、透明性が高いだけでなく当局の目が厳しく光っている。

債券市場のほうは、おもに大口の機関投資家によって成り立っていたので、株式市場のような大衆型の政治的圧力にはさらされなかった。


→個人は個別社債投資を絶対にするべきではない理由として、肝に銘じるべきだと思う。

株は、市場でついている値段だけど、債券は市場でついている値段ではない。



「非公開株事業と公開株市場」

非公開株事業(上場していない株のM&Aなど)に携わる間、空売り屋のチャーリーはあることに気がついた。

非公開株の市場は公開株市場よりも効率性が高い。


「非公開株の取引では、たいてい、両方の側に熟練したアドバイザーがいます。ものの価値を知らない人間の入り込む余地はない。

一方で公開株市場の人間は営業基盤よりも四半期の利益に重きを置いたりします。

ありとあらゆる常識外の理由にもとづいて行動する人たちがいます。」

さらに、アメリカの株式市場にいる人は、アメリカの中だけで判断するなど、狭い部門の中だけで判断をする人が多いことにも気がついた。



「ブラックショールズ方程式の盲点と、長期間にわたるボラティリティの軽視」

LEAPS(長期株式予測証券)の買い手は、長期間の株価推移が、現実に起こりうるよりも狭く予想されていることにつけこんで儲けるチャンスがある。

ブラックショールズ方程式は株価推移が正規分布であることを見込んでおり、将来の株価は横ばいである確率が最も高いと考えられている。

一方で、(シャープや三菱自動車のように)株価が倍になるか・0になるか、というような状況が起きている会社では、横ばいになることは考えられない。

ブラックショールズで計算されるオプションが、実際よりも安すぎることがありうるのだ。

市場は本質的に不確実性、とくに長期の将来の不確実性を軽視しているが、金融市場は本質的に不連続で無秩序な場所で、そこが収益源になりうる。

サブプライムは破綻するわけがないと思われていたため、その保証は2%で買うことができた。



「債券市場のネーミングセンス」

債券市場の用語は、意味を正確に伝えるよりはむしろ騙すようにできている。

過大評価された債券を割高とは呼ばず、高級とよんで、購買欲をそそるようにしている。

サブプライム債の階層は、階層ではなく、トランシュと呼ばれていた。

最下部のトランシュ(クズ)、つまり危険な一階は、一階ではなく、中二階と呼ばれていた。




「破綻したAIGグループは、なぜサブプライムローンにどっぷり漬かったのか」

元々は、銀行相手に投資適格な上場企業の債務(借金の返済)を保証する保険を売っていた。

上場企業が全部いっぺんに破産するとは考えにくいため、多くの上場企業の債務保証の保険を売ることで、

保険料を手に入れつつ、破産のリスクは分散させることができた。

2001年にはAIGグループの収益の15%を占めていた。


しかし2段階のすり替えで、これはサブプライムローンに変わってしまった。

まず、上場企業の債務から、多種多様な債務の山、クレジットカードの債務、自動車ローンなどなど、

そういったローンに保険を提供するようになっていった。


次に、サブプライムローンという、返済率の低いローンの山をお化粧してAAA格付けにした商品に保険を提供するようになっていった。

社内ではそれがそれまで引き受けていた商品とほとんど変わらないリスクで(よく分散されている)保険料のプレミアムが稼げるものと考えていたが、大きな誤りだった。

なんとサブプライム債券に対する保証を、年間たったの0.12%で売りに出していたのだった。


サブプライム債券に対する保証を買ったのが、この話に登場する、「空売り屋」たちだった。

彼らはサブプライム債券を持っていないので、サブプライム債券が破綻しても困るわけではなく、大きな収益を上げることができた。


一方でサブプライムローンへの投資は、(規制の厳しい)銀行でない会社で、

巨大なバランスシートを持っている会社で、かつ信用力の高い(トリプルA)の会社であれば

どこでもその受け皿になる可能性があった。

バークシャー・ハサウェイだろうと、ゼネラル・エレクトリックだろうと、どこがその役を引き受けてもおかしくなかった。

たまたま先陣を切ったのがAIGだったというだけの話だ。



「サブプライム債への保証(CDS、CDO)」

保証という概念を持ち出すことで、実際に住宅ローンを借りている人(サブプライム)の数は増えなくても、

その返済に対して賭け事を行う総額がどんどん大きくなる。

AIGがいくらでもサブプライムローンへの保証を出してくれる(実質的にサブプライムローンの買い手になってくれる)ので、

市場ではサブプライムローンへの保証を買いたがる(サブプライムローンの破綻に賭ける)人が少なく、

「空売り屋」たちは貴重な買い手として重宝された。


「格付け機関のザル審査」

ローン借り手は300〜850点の中で審査されるが、プール全体の平均点が650点以上であれば格付け機関はAAAを出した。

全員が650点であることと、850点と450点の人が半々でいることはまったく違う(450点の債務者が返済できる期待は極めて薄い)のだが、こうしたザル審査がまかり通っており、

投資銀行からはナメられ、チョロまかされていた。

posted by ロボたいしょう at 11:14 | Comment(3) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年05月02日

読んだ本のレビュー

すぐ溜まってしまう。

レビューを書いたらどんどん本を捨てていくのが理想なんだけど、、、

posted by ロボたいしょう at 12:30 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年04月15日

その数学が戦略を決める


その数学が戦略を決める


統計学が人間の専門家を打ち負かしたエピソードてんこもり!
章末ごとに、「この章のまとめ」ページがあるので、大変読みやすい(レビューも書きやすい)
回帰分析とランダム化比較試験(あとベイズ統計)を使うだけで世の中の大半のことは専門家よりも良くわかるようになるよ!
という話でした。

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posted by ロボたいしょう at 00:40 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月14日

ピーター・ティール ZERO to ONE

Zero to one
シリコンバレーのトップ起業家たちがどう考えているのか。
啓発、啓蒙系の本ではトップレベルの内容の濃さと世界観だと思う。
シンプルな主張が何度も説得力を持って繰り返されるだけでなく、
我々が明るい未来をはっきり信じるためには自分たちで明るい未来を作る必要があると述べている。



この本は、以下の2つのテーマに基づいている。
1つ目は『賛成する人がほとんどいない、大切な真実はなんだろうか』という問い。
この問いへの答えは、今までの世界の繰り返しではなく、本当の意味で新しい世界を生み出す原動力になる。

2つ目は
『1 to n (既存のものの拡張、グローバリゼーション) ではなく、
ゼロサム(奪い合い)でもない、
0 to 1を生み出すテクノロジーこそが本当に我々の世界の発展に必要である』

隠された真実を見つけ、今まで何も無かったところにテクノロジーで新しい世界を作っていくことが我々の使命である。
逆に皆が賛成している常識が間違っていることが良くあり、それを否定しながら本当に大切なことは何か、考える訓練が重要である。

続く

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posted by ロボたいしょう at 17:07 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月09日

幸福学入門 幸せのメカニズム

内容まとめ

先行研究の紹介、質問紙調査によって分かった幸福の因子 の紹介と
作者の想い(?)が混然一体となった、カオス的な本だ。


幸せのメカニズム


・『幸せ』に関する先行研究のまとめ
・一般的に『幸せ』につながっていると思われるが、実際にはそうではないものについて
・アンケート調査によってわかった『主観的な幸せ』を向上させる4要因

「幸福な家庭はみな似通っているが、不幸な家庭は不幸の相もさまざまである」
いろいろな要因はあるものの、結局楽観的な人は幸せ

ディーナーの人生満足尺度
・ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い
・私の人生は、とても素晴らしい状態だ
・私は自分の人生に満足している
・私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた
・もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう

幸福との相関が高いと言われているものは、健康・信仰・結婚

金があれば幸せか?−フォーカシングイリュージョン
7万5000ドル(750万〜1000万)で主観的な幸福度は打ち止め。
所得・社会的地位・物質財 といった地位財は周囲との比較によって満足を得るものであって幸福の持続性は低い。
進化の過程で、周囲との競争を勝ち抜くことを強化してきたが、幸福を得られるのは、非地位財によるもの。

・やってみよう因子
 得意としていることがある
 何か目標・目的を持ってやっていることがある
・ありがとう因子
 人の喜ぶ顔を見るのが好きだ
 いろいろなことに感謝する方だ
・なんとかなる因子
 いまかかえている問題はだいたい何とかなると思う
 失敗や嫌なことに対し、あまりくよくよしない
・あなたらしく因子
 自分と他人をあまり比べない方だ
 他人と何と思われようとも、やるべきだと思うことはやるべきだ

・小さなことの、達人・オタクになって自分なりのトップを目指そう
・いろいろな人に会おう
・神経質だと幸福度は下がる
・年を取ると細かいことが気にならなくなって幸福になる
・何かを見るより参加する
・失業は不幸になる
・ものの購入、物質的消費よりも体験消費の方が高い満足度を得られる

posted by ロボたいしょう at 23:27 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年12月23日

読書『ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学』

ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学



読みました。面白さとしては70点くらい。
『ドラッカーやポーターは啓蒙書であって科学ではない』
世界最先端の経営学とは、(論文の新奇性、妥当性が問われる)科学である。ということをこれでもかと繰り返した本。
統計データに基づいた最新の論文から、経営に関する『真理』について示唆を与える本です。
誠実な本なのですが、両論併記という感じで、ドラッカーを読んだ後みたいな(読んだことないけど)うおおおおおお!みたいな焚き付け感がなく、学術論文を一気にまとめたという感じの手堅い本。
イノベーションと成功した起業家に共通する4つの性質、グローバル化のウソ、ダイバーシティとCSRあたりのトピックは結構興味深かった。
全体的に色気があんまりないなぁ

以下内容の備忘のためのまとめ

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posted by ロボたいしょう at 13:52 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年11月30日

ブラックショールズ微分方程式と大学レベルの数学の勉強


今更数学やりたきゃこれしかない!イチから全部やり直せるぞ!今ならまだ間に合う!

増補版 金融・証券のためのブラック・ショールズ微分方程式


オススメ度 100点
ターゲット
ブラックショールズの意味は大体分かるのだが、どうやって導かれたのか勉強したい
『伊藤のレンマ』は聞いたことがあるけど、Wikipedia見ても何なのかは全然わからない
大学で勉強する数学(解析系)を薄く一通り勉強したい

一通り、まぁまぁ分かったな、と思えるまでで二週間くらい取り組みました。


長い間、文転したために数学2Bまでしか勉強してこなかったことを気にしていたので、いつかはもう一度数学をやり直そうと思っていました。(理系コンプレックス克服のためにも)
2Bレベルまでの数学経験あり、証券アナリスト取得程度の数学力で、
大学レベルの解析(微積)に取り組み、かつすぐ金融工学の目に見える成果に触れたい!
という自分にはまさにぴったりの本でした。

この本は「微分・積分とは」からスタートして、最短・最速でブラックショールズ微分方程式の導出・解析解の導出までをていねいに解説した本です。
一番盛り上がるのはやはり、式変形40ページぶっつづけでブラックショールズ微分方程式をイッキ解きする章でしょう。

特筆すべきは、『とにかく数学的な厳密さはおいといて、ただひたすらにブラックショールズ方程式を解く』ことをゴールにしている点です。
他の、金融工学・ファイナンス理論系の数学本では、
集合とは〜〜 確率過程とは〜〜 から始まる、高尚な数学的議論でもう多くの読者はドロップアウトしてしまうわけです。
僕たちは集合とかそういう難しい話をしに来たわけではなく、ただ単にブラックショールズ方程式を再現したいだけなので、細かい数学的なことは置いておいてとにかく解ければいいという態度が一貫しているこの本は非常に便利です。
厳密な議論に付き合わされることはなく、一冊でブラックショールズ微分方程式を導出してただ解き切るまでのテクニックを学ぶことが出来ます。
この本を読めば、「あ、俺でも解けることは解けるわ」と思えると思います!

いかんせん、内容が内容(3Cレベルの微積、多変数テイラー展開、伊藤の公式、偏微分方程式、オイラーの公式、フーリエ展開、ガウス積分と正規分布)で、文系出身の自分目線では、工学系の大学生の数学科目のうち、線形代数、確率統計以外を全部ごちゃまぜにした内容くらいではないかと思いました。
この式を解くためにこの解法(手法)が必要なんです!という形式で新しいテクニックがどんどん紹介されるため、数学の勉強でありがちな、『えー、こんなの何に使うんだよー』が一切無いです。
難点があるとすれば、天下り的に、ここでこのように変数を置き換えます!(説明なし)みたいな説明がしばしばあるのですが、内容のあまりの分量を考えれば致し方なしでしょう。

ブラックショールズは式(というか係数)が複雑で、この本一冊では正直あんまりよくわからない場面も出てくるのですが、この部分が良くわからん!という形で明確に良くわからない場所がわかるので、ググるのも簡単です。
自分は、工学系の数学解説のページを常に参照しながらなんとか最後まで食らいついたという感じです。
とにかく、薄く・浅く・広く・今日からすぐ使える 数学の解説本です。

それにしても、微分方程式の美しさ(と答えの汚さ)には感動すら覚えますね。
微分方程式を解くために、ニュートン・ライプニッツ以降の数学は発展した(そして僕たちは微分方程式を解くために数学を勉強してきた)と言われても全く納得の内容です。
posted by ロボたいしょう at 22:35 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年11月05日

会計の本

金融業で働いてるのに会計・簿記もわからないなんて恥ずかしくないの?(証券アナリストでは捨てた)

ということで改めて本を買って読んだ。
証券アナリストで勉強した時は、
簿記の借方・貸方 とか、現金が左やら右やらで????
となっていたが、この本ははっきりわかる!わかりやすい!

世界のエリートがやっている 会計の新しい教科書


費用や収益は、実体がないからわかりにくい。
売上−費用=利益 みたいな理解の仕方ではだめ、と断じるところからスタートする本。

実体があるのは、資産と負債だけ。
よって資産と負債からアプローチせよ(BSアプローチ)
という本なのだ

第一章だけでこの本は読む価値があるし、逆に言えば第一章以外は特筆すべきものではない。
価格は若干足元を見られているプライスだが、それだけの価値はあると思う。

この本で
簿記はクソゲー
という印象を払拭できました。

辞書的に使うのはこっちの本


この本も有名だが上の本の方がブ厚かったので。


辞書はでかくて詳しい方がいい、と思う。
posted by ロボたいしょう at 20:48 | Comment(1) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月27日

最近はベイズ統計の本を読んでいます


ビッグデータという流行語に僕も乗っかって、ベイズ統計の勉強(聞きかじり)を始めました。
とにかく、ネットでいくら探しても、概要だけが書いてあるか、難しい方向に振り切ってるかのどちらかばかりで、
「俺はエクセルで今からベイズ推定をしたいんだけど・・・」という僕のニーズに答えるページがあまりありませんでした。

ので、本屋で適当な本を見繕って購入。

一冊目。
Excelでスッキリわかる ベイズ統計入門

ガチで簡単。この本読みながらエクセルでペコペコやればベイズ推定が出来た気持ちになる。

二冊目
道具としてのベイズ統計


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posted by ロボたいしょう at 14:34 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月25日

ヤンキー経済 読みました

ヤンキー経済(幻冬舎新書、原田曜平)を読みました。



概略
ヤンキーと聞いてイメージするような不良は現実とちょっと異なる。
今の若者は地元志向の強い「マイルドヤンキー」と、上昇志向の強いエリートに二分化してきている。

マイルドヤンキーはマーケティングなどでも今まで重視されることが少なく(大企業に入るような若者とはタイプが違うため)、普通のマーケティング調査にもなかなか乗りにくい。
しかしマイルドヤンキーたちは消費志向が強く(車、酒、タバコ、ブランド品、子供、持ち家を欲しがる)、今後の消費の主役になる。

彼らの特徴を一言で言うと、
地元(のコミュニティ)が大好きで東京とネットは怖い、好きな音楽はEXILE、一生今の仲間と一緒に過ごしたい。

というもの。

概ね納得のいく内容でした。私自身はマイルドヤンキーとは(考え方や生き方が)対極的な位置に居ると思いますが、
地元ゲームセンターのコミュニティ、というマイルドヤンキー的な価値観の場所で三年近くを過ごしていたため、本書に書いてある内容にはかなりのリアリティを感じることが出来ました。

地元ゲームセンターのコミュニティは、あくまでそこがゲームセンタという不特定多数に開かれた存在なので、人の出入りはそれなりにある(僕もあくまでよそ者)
ものの、コミュニティの中心は地元産まれ地元育ちの根っからの地元民です。
仲間想いという点では、子供の名前に友人の漢字を貰って付ける、ということが実際にあり、マイルドヤンキー的な価値観だと思いました。

ゲームの面でも、よそ者に興味がない(ランカーが来ると取り巻きたがるのではなく、どちらかというと、避けたがる)
仲間内で一番うまいか、仲間内での順位を重視する(全国で何番であるかどうかに頓着しない)
ネットをそれほど使いこなさない、パソコンを使ったインターネットはやらない(スマホは使いこなす、ソーシャルゲームは熱心)
ということを以前から感じていました。


音ゲーがウェブサイトとの連携をかなり重視している(ネットとの親和性が高い)ことや、
音ゲーマーのコミュニティや情報の中心がtwitterであること、
そもそも音ゲー自体が全国ランキングなど、自分と「全国」をダイレクトに比較する機会が多いこと(そもそも一人プレイのゲームをするのに地元は関係ない)を考えると、
こうした地元ゲームセンター民の仲間志向、内向き志向はマイルドヤンキーの特徴をよく反映しているように思います。


内輪で盛り上がっているゲーセン、常連がたむろしてるゲーセンと評されることもありましたが、
マイルドヤンキー的な価値観からするとそれはある意味では当たり前なのかなと思いました。


マイルドヤンキーがよく飲む酒は鏡月のボトルのお茶割り という話が本書のなかにあり、
以前私の妹が、
好きな酒は鏡月。みんなで飲むから
という話をしていたのと全く同じだったのは笑えませんでした。
posted by ロボたいしょう at 11:32 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月11日

7月中に読んだ本

最近は専ら野球が面白くない(日ハムが2位とも4位ともゲーム差が離れすぎた)
ので知識を沢山仕入れて知的自由を拡大しようと本を結構沢山読んでいます。

読んだ本はどうしてもすぐ忘れてしまうので、(何の本を読んだかという意味でも、どういう本だったかという意味でも)
読書の記録をつけておきたいと思います。

最初に読んだ本

なぜ,仕事が予定どおりに終わらないのか?~「時間ない病」の特効薬!タスクシュート時間術


おすすめ度 ★★★★★
読みやすさ ★★★★★
内容 ★★★★★

時間管理を技術として考える本。
人は自分が思っているよりも遥かにできることが少ない(自信過剰バイアス)
完璧主義では何も出来ない(手塚おそ虫、手塚うそ虫)。
ということは自分も含めてしっかり認識する必要があると思った。

また、

仕事を「しない」ことの重要性(なんとなくで仕事っぽいこと(メールチェックなど)をしない)
仕事の割り込みを避ける(割り込まれることを避ける&自分から脱線することを避ける)
仕事は認知リソースを使うから疲れていない時間にしか大きな仕事は出来ない(大事な仕事は朝にやる)
仕事の優先順位はつけない(優先順位を決めることではなく、時間を割り当てることでしか実際に仕事は出来ない)

というのは目から鱗でした。
自信過剰バイアスや、認知リソースという話は、
後ほど紹介したい、ダニエル=カーネマン(行動経済学でノーベル経済学賞)のファスト&スローが種本になっている部分だと思います。

あんまりだらだら書いても仕方がないのでこれくらい。
posted by ロボたいしょう at 23:37 | Comment(0) | 読書・書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする